カムアラウンド・フリーズ...

カーリング、多彩なショットが分かる

北京冬季五輪カーリング女子の日本代表、ロコ・ソラーレが決勝進出を決めた。ショットが分かると、観戦はもっと楽しくなる。カムアラウンドやフリーズなどショットの種類を表す専門用語、各選手の役割などをアニメーションをまじえて解説する。

scroll

上位国を破り予選突破

女子カーリングの世界ランキング
1スウェーデン
2スイス
3韓国
4ロシア
5カナダ
6米国
7日本
8スコットランド(英国)
9中国
10デンマーク

出所:世界カーリング連盟

日本代表は1次リーグで5勝4敗。世界ランキング7位の日本は、同5位のカナダや同6位の米国など上位国を破った。

カーリングは、約40メートル先にある円(ハウス)の中に、石(ストーン)を投げ入れて得点を競うスポーツだ。2チームがストーンを投げ合い、ハウスの中心により近い石を、より多く投げ入れることができたチームが勝つ。4人制カーリングは、リード、セカンド、サード、スキップの順に1人2投ずつ、1エンドで計8投を投げる。


最初に投げる人リード LEAD

吉田 夕梨花

  • 1993年7月7日生
  • 北海道北見市出身

リードの役割とは

最初に投げる人。ドローが得意。スイープ力がある。

リードとセカンドは合わせて「フロントエンド」と呼ばれる。

主要なショット

カムアラウンド

石の裏にきれいに隠す

ストーンの後ろに回り込んで止めるショット。相手の投球で、自分のストーンがはじき出されないようにしたい時などに使う。通称、「カマー」と呼ばれる。

ウィック

石を少しだけ当ててずらす

各チームのリード(1番目に投げる選手)が投じる場合が多い。ルール上、両チーム合わせて5投までは、フリーガードゾーン(ハウスの手前のエリア)にあるストーンをはじき出すことができない。このため、ハウス手前にある相手のガード役のストーンをはじき出さない程度に動かすときに使う。


2番目に投げる人セカンド SECOND

鈴木 夕湖

  • 1991年12月2日生
  • 北海道北見市出身

セカンドの役割とは

2番目に投げる人。テークアウトショットが得意。スイープ力がある。

主要なショット

ランバック

「玉突き」で相手のストーンを弾く

カムアラウンドが成功率が低い時に選択するショット。まず手前にある味方のストーンに当て、その石をハウスの中心に動かしつつ、相手の石にも当ててハウスの外にはじき出す。

ダブルテークアウト

1投の石で2つの石をはじき出す

攻守両面で使い、相手のストーンを1投で2つはじき出すショット。1試合で計10回の各エンド終盤に、スキップ(4番目の投げ手)が大量得点を取ったり、相手の石をはじき出して劣勢からの巻き返しを図る。


3番目に投げる人サード THIRD

吉田 知那美

  • 1991年7月26日生
  • 北海道北見市出身

サードの役割とは

3番目に投げる人。バイススキップとも呼ばれ、スキップが投げる時はハウスに立って指示を出す。

様々な展開に応じるため多彩なショットが得意。スキップと共に作戦を組み立てる。

主要なショット

ヒットアンドロール

ガードの後ろに隠す

ハウスに自分のストーンを置きたい時に使う。ストーンの速さの調節や、ピンポイントのコントロールが求められる。

フリーズ

石にくっつける

ハウス内に既にあるストーンにくっ付けるショット。少し弱めに投げて、スイープの力加減で止める位置を調整するのがコツとなる。


4番目に投げる人スキップ SKIP

藤沢 五月

  • 1991年5月24日生
  • 北海道北見市出身

スキップの役割とは

通常は4番目に投げる人。作戦を組み立て、指示を出す司令塔。

試合を決する局面で登場するため、正確なコントロールが求められる。カナダなど強豪国では、スキップがメンバーを集めてチームを作っている。

主要なショット

ドロー

石を意図した場所に止める

ストーンを決まった場所に止めるショットのこと。

ダブルロールイン

ハウスに入ってない石を2つ入れる

試合の終盤に、スキップが点を取りに行くときに使うケースが多い。

写真
上間孝司
デザイン・コーディング
清水明、伊藤岳

ビジュアルデータ 一覧へ戻る

この記事は有料会員限定です

ご覧いただくには有料会員の登録が必要です

有料会員にて表示される方は こちら を経由してご覧ください