岸田新体制スタート
内閣改造
閣僚の横顔2022
第2次岸田改造内閣が8月10日、発足しました。19人の閣僚のうち初入閣は9人、留任は5人、閣僚経験者の再入閣は5人でした。内閣の新しい顔ぶれを見てみましょう。
内閣(は初入閣、は留任、敬称略)
財務・金融
麻生太郎副総裁は義理の兄。岸田文雄内閣で麻生氏の後任の財務相となりました。新型コロナウイルス対策などの2021年度補正予算、過去最大規模の107兆円超の22年度予算の成立を支えました。
文部科学
2005年に亡くなった夫の永岡洋治衆院議員の後を継いで同年に初当選しました。当選1回で農林水産政務官に起用されました。茨城7区では中村喜四郎元建設相を相手に戦い、長く比例代表の復活当選が続きました。
厚生労働
厚生労働相は3回目の登板です。大蔵省(現財務省)出身で加藤六月元農相が義理の父親です。菅義偉政権の官房長官を経て、2021年からは自民党税制調査会の小委員長に就いていました。
経済産業
もともと旧通産省の官僚出身で、古巣のかじ取りを担います。最近は自民党で物価高対策などの政策を担当してきました。自民党が野党だった09年には衆院当選3回ながら総裁選に立候補しました。
国家公安 防災
大学卒業後に兵庫県庁に入り、1995年の阪神大震災後は県職員として復旧・復興に携わりました。災害から人命や暮らしを守りきれなかったとの思いが政治家を志すきっかけとなりました。
少子化
日本銀行の職員時代、経営努力だけで業績を改善できない中小企業の実情を目の当たりにしました。政治の力が必要だと自民党の候補者公募に申し込み、2012年の衆院選で初当選しました。
自民党
総務会長
山形県議を経て日本新党推薦の無所属で初当選しました。自民党への入党後は加藤紘一元幹事長や谷垣禎一元総裁を支えました。2020年と21年の党総裁選で岸田文雄首相の選挙対策本部長を務めました。