インバウンド統計リポート

1人あたり支出
豪・欧州が突出

2018年4~6月期の訪日客数は828万人、旅行消費額は1兆1233億円だった。観光庁が今回から集計を始めたクルーズ客の旅行消費額は273億円と2%強を占めた。1人あたり支出はオーストラリアが首位で、2位はスペインだった。インバウンド統計リポートで訪日客の今を追う。

データ出典:日本政府観光局「訪日外客数」、観光庁「訪日外国人消費動向調査」

最新データ:2018 / 4~6

全体動向をチェック

訪日客数

アジア便の新規就航で増加

4〜6月期の訪日客数は前年同期比14.7%増の828万人だった。新規就航や増便でアジア客が好調だった。英国やイタリアなど欧州からのクルーズ客も増えた。

国別の訪日客数

伸び率トップはロシア

4〜6月期の伸び率トップは31.3%増で2万6875人のロシア。2017年1月にビザ発給要件を緩和した効果が継続している。2位は30.3%増で10万7999人のベトナムだった。

訪日客数 前年比
ロシア 26,875 31.3
ベトナム 107,999 30.3
中国 2,112,877 29.4
インドネシア 130,703 20.5
イタリア 40,962 19.8
  • アジア
  • 欧州
  • 北米
  • 南米
  • オセアニア
  • その他
(18年4〜6月期)

消費額

買い物代が3割

4〜6月期の旅行消費額は4.2%増の1兆1233億円。買い物代が全体の34.3%と最も多く、宿泊費(28.5%)、飲食費(22.8%)の順で多い。クルーズ客の消費を調査対象に加える変更があったため、前年比は参考値。

旅行消費額国別割合

中国、台湾、韓国で全体の6割

4〜6月期の消費額は中国が32.2%でトップ。13.4%の台湾、11.6%の韓国の上位3カ国で全体の6割を占める。

  • アジア
  • 欧州
  • 北米
  • 南米
  • オセアニア
  • その他
(18年4〜6月期)

お金の使い方は

旅行支出

オーストラリアが首位、スペイン2位

4〜6月期の1人あたり旅行支出の首位はオーストラリア。2位はスペイン、3位は英国で欧州勢が上位に入った。

宿泊料金

オーストラリアが1位、欧州高く

4〜6月期の1人あたりの宿泊料金もオーストラリアが最も高かった。欧州は高い傾向にあり、アジアは総じて低い。

飲食費

スペインが首位、欧州は和食好き

4〜6月期の1人あたりの飲食費はスペインがトップだった。欧州各国の和食ブームもあって旅行先として日本の人気が高まっている。

娯楽費

オーストラリアが突出

4〜6月期の1人あたりの娯楽サービス費の首位はオーストラリア。冬期はスキーに金を使っているが、それ以外の季節でもテーマパーク訪問など体験型消費への支出が多い。

買い物代

中国が1位、ベトナムが2位

4〜6月期の1人あたりの買い物代は中国が突出して多い。2位は滞在期間が長いベトナム、3位にはロシアが入った。

取材・制作
藤川衛、安田翔平、佐藤健、久能弘嗣

Visual Data 一覧へ戻る

この記事は有料会員限定です

無料の登録会員の方はお読みいただけません。