15日、佐賀市の街頭演説会で聴衆が盛り上がったのは街宣車を降りた2人との握手とハイタッチでした。握手されて感激する人は少なくありません。有権者との距離を縮める政治活動の基本です。

17日、東京・銀座で街頭演説した石破氏。そのそばで佳子夫人が応援していました。石破氏は自身のツイッターで佳子夫人の動画ツイートを固定し、夫婦二人三脚を印象付けています。

14日、党本部1階の玄関前でたくさんの記者やカメラマンが囲んでいたのが小泉進次郎筆頭副幹事長です。安倍首相を支持するのか、石破氏なのか――。この日は党青年局・女性局主催の公開討論会でしたがより注目されたのは小泉氏でした。

4日前の小泉氏は険しい表情を浮かべていました。安倍、石破両氏の演説会後に記者団が詰めると、青年局・女性局主催の討論会がある14日以降に判断する考えを示しました。

告示の7日、議員会館の事務所で取材に応じた石破氏は上機嫌でした。書棚に並べていた写真は左から福田康夫、田中角栄、竹下登、橋本龍太郎、小泉純一郎各氏ら5人の歴代総裁。安倍氏や麻生太郎副総理はいません。

10日、所見発表演説会を終えた安倍氏は淡々とした表情で党本部8階のホールを後にしました。石破氏には笑みが浮かんでいました。議員票で優勢の安倍陣営は「圧勝」をめざしています。

10日の演説会前、安倍陣営が党本部1階で「見送り式」を開きました。北海道地震のため告示の7日に見送った出陣式の代わりです。会場いっぱいの議員が集まり、現場はごった返していました。非公開とされたため、報道陣が外から取材を試みています。

こちらは石破陣営の出陣式です。ガンバローの呼びかけは青木一彦参院議員。「参院のドン」といわれた青木幹雄氏の長男です。真ん中は竹下亘総務会長ら竹下派で支持にまわった面々。斎藤健農相ら石破派メンバーは後方か、隅にいました。

国会近くのホテルで記者団に囲まれる石破氏。この写真はいわゆるぶら下がり取材の光景です。8月31日、吉田博美参院幹事長ら参院竹下派と会合を開いた直後に急きょ準備されました。石破陣営はここから始動しました。