サウンド
鏡もちのような石(ストーン)を約40メートル先の円(ハウス)に投げ入れて得点を競うカーリング。ここ一番のショットが大逆転につながるのが大きな魅力だ。平昌冬季五輪はカーリング女子日本代表のLS北見が銅メダルを獲得した。LS北見と日本代表決定戦を戦ったライバル、中部電力チームの協力を得てスーパーショットを再現する。
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スーパーショットの再現
自分たちのストーンは黄色。この一投でハウスにある相手の赤いストーンをはじき出せば、一挙4点獲得の大逆転で勝利――。
2017年1月30日、中部電力チームが日本選手権予選で勝利を決めたショットを再現し、カーリングの魅力に迫る。
再現映像360°ビュー SIMULATION:360°
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スーパーショットは3つのシーンに分けて再現します。
- 【シーン1】氷上でストーンを放つ
- 【シーン2】スイープからハウスへ
- 【シーン3】スーパーショット 一挙に4点獲得
シーン1SCENE-1
氷上でストーンを放つ
けり台に足をかけ、約40メートル先の赤いストーンに狙いを定める。そして、しっかりとけり出し、押し出したストーンにゆるやかな回転をかけ、氷上に放つ。
シーン1のポイント SCENE-1:POINT
投げる順番で変わるスピード
1チームは4人。1人2投ずつ、相手チームと交互に投げる
- リード(1番目)
- ハウスの手前に正確にストーンを止める
- セカンド(2番目)
- 相手のストーンをはじき出すのが得意
- サード(3番目)
- 試合展開によって様々なショットを放つ
- スキップ(4番目。司令塔)
- ラインを読み、正確なショットを決める
シーン1の360°ビュー SCENE-1:360°
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シーン2SCENE-2
スイープからハウスへ
4点獲得のショットを決めたのは中部電力のスキップ、松村千秋選手。松村選手がストーンを放つと、ブラシを持ったリードとセカンドの選手が氷上をスイープして(掃いて)いく。かけ声は「ヤップ」(ブラシで掃いて)と「ウォー」(掃かないで)。スイープするとストーンが滑りやすくなる。
シーン2のポイント SCENE-2:POINT
スイープすると
リンクの表面温度が上昇
カーリングでは試合前に水をまき、リンク上に氷の粒をつくる。この氷の粒をスイープで溶かすとストーンが滑りやすくなる。温度変化がわかるカメラで撮影すると、氷の粒が溶けて氷の表面温度が上昇していることがわかる。
シーン2の360°ビュー SCENE-2:360°
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シーン3SCENE-3
スーパーショット
一挙に4点獲得
狙いは相手チームの赤いストーンをハウスの外にはじき出すこと。そのためにはストーンひとつ分もない狭いラインを通さなければならない。
シーン3のポイント SCENE-3:POINT
中心に近い石はいくつ?
ストーンをすべて投げ終わった時点で、ハウスの中心にいちばん近いストーンを持つチームが得点できる。相手チームより中心に近いストーンすべてが得点になる。スーパーショットが外れれば、中心に近い赤いストーンのチームが1点を取って勝つ可能性があった。
シーン3の360°ビュー SCENE-3:360°
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- 取材・制作
- 鎌田健一郎、清水明、伊藤岳、上間孝司、山本博文、丸山寛朝、櫻田優樹、板津直快
- 取材協力
- 中部電力、中部電力・女子カーリング部、軽井沢アイスパーク
- 制作協力
- ノースショア株式会社、株式会社360channel