賃金に追い風が吹いている。業績改善や政府の働きかけ、人手不足を背景に、賃上げやボーナス増額の動きが拡大。経団連によると、2015年春の大手企業の賃上げ率は2.52%と、1998年実績(2.62%)以来の高い伸びになった。15年夏のボーナスの平均妥結額は7年ぶりに90万円を超える。
大手企業の賃上げ額と賃上げ率
大手企業の夏冬ボーナス妥結額
そもそも各社の平均年収はどの程度の水準なのか――。有価証券報告書で公開された情報をもとに、2001年以降の金額やその推移を、業種や売上規模も含めて示したのがこのグラフだ。最新データは有価証券報告書の公表に合わせてアップデートしていく。