日経実力病院調査有力病院の疾患別症例数
自分や家族が病気だと分かったとき、「何を参考にすれば……」と迷う人は多い。日本経済新聞社が実施した「実力病院調査」では、個別の疾患ごとに病院が手掛けた症例数を明示し、病院の運営体制や施設体制の充実度が分かるデータも盛り込んだ。紙面掲載分より多くの病院について、都道府県名や病院名などでも検索できるよう、調査結果を一覧にまとめた。
【調査概要】
調査は①症例数(診療実績)②医療の質や患者サービス(運営体制)③医療従事者の配置や医療機器などの設備(施設体制)の3つの視点で、病院選びの際に参考となる情報を、インターネット上の公開データから抽出して実施した。
▼診療実績
厚生労働省が2015年11月に公開した14年4月~15年3月の退院患者数を症例数とした。病名や手術方式で医療費を定額とするDPC制度を導入した1584病院のほか、導入準備中やそれ以外も含め全国の計2942病院を対象にした。症例数の前の*は0~9例の誤差あり。「-」は0~9例。
▼運営体制
公益財団法人「日本医療機能評価機構」(東京)が病院の依頼で医療の質や安全管理、患者サービスなどの項目を審査した結果を100点満点で換算。点数の前に*があるのは13年4月以降の評価方法「3rdG」で審査された病院で、各項目をS=4点、A=3点、B=2点、C=1点として合算、100点満点に換算した。
▼施設体制
医療従事者の配置や医療機器などについて、厚労省が定めた診療報酬施設基準を満たしたとして各病院が届け出た項目などを比べた。15年9~10月時点での届出受理医療機関名簿を集計した。