2015年冬~17年冬、支給額トップ5
日本経済新聞社がまとめた2017年冬のボーナス調査(12月1日時点)で支給額トップ3になったのは、東京エレクトロン、ジャストシステム、トーセイの3社。順位こそ入れ替わったが、16年冬と同じ顔ぶれだ。
企業向け営業支援システムなどが好調で増収増益が続くジャストシステムは15年冬から3年連続で「メダル」を獲得。トーセイも賃貸マンションなど収益不動産を再生し、投資家に売却する事業などが好調。15年冬の7位から順位を上げ、16年冬、17年冬は連続でトップ3入りした。16年冬に3位だった東京エレクトロンは、17年冬はランキング付けが可能な480社のうち唯一200万円を上回った。スマートフォンやデータセンター向けのメモリー需要が増え、半導体製造装置の販売が急増。支給額アップにつなげた。
アサヒビールやディスコ、ホシザキ、大塚商会なども上位の常連。業績連動型のボーナスが広がり、毎年の変動が大きくなる中でも、安定した金額を維持している会社が多い。
- 取材・制作
- 太田順尚、櫻井豪、佐藤健、久能弘嗣